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証券化って何?

という質問を受けることが増えた気がします。
サブプライム問題が広く世界に影響を及ぼすようになったからか、「証券化」自体を悪者にするような記事なども散見されます。

まるで、住宅ローンを返せなくなってしまった人が、「住宅ローンなんかがあるからいけないんだ」と言っているようなものです。おそらく、「証券化」というものが一般にはわかりにくいからそのような誤解を生むのかもしれません。

でも、簡単に言えば、証券化とは、住宅ローンを返してもらう権利(=住宅ローン債権)や、カードローンのローン債権、車のローンなどの債権、リースの債権、ショッピングローンの債権などを、株券や債券のような証券に替えて、簡単に売買できるようにすることをいいます。

2006年度の証券化商品(=資産担保証券)の発行額は、日本国内だけでも10兆円弱で、国内企業の発行する普通社債の市場規模を大きく上回るほどに拡大しています。

なぜ近年拡大してきているかといえば、ローン債権を証券化して売却できれば、ローンの返済を待たずに資金を手にでき、更なる融資に資金を回せるというメリットや、返済が滞った場合のリスクも、証券化商品を買う投資家に転嫁できるので、貸し手のリスクを低くできるメリットがあるからです。

証券化商品を買う投資家側も、返済が滞らない限り、安定した元本と利息の回収が可能で、利回りは国債などの債券よりも高いものが多いといったメリットがあります。

このような双方のメリットが好感され広まった証券化は、世界経済の拡大にも大きく貢献しているといえるでしょう。

そもそもサブプライム問題の根本は、サブプライムローンというとんでもない住宅ローンのしくみなんです。ちょっと長くなりそうなので、次回に触れましょう。お楽しみに。
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プロフィール

ヒッシーこと菱田雅生

  • Author:ヒッシーこと菱田雅生
  • 1969年東京生まれ。大学卒業後、証券会社、独立系FP会社を経て独立。ライフアセットコンサルティング株式会社代表取締役。現在は、相談業務や原稿執筆、セミナー講師等に従事。ごくたまにTVやラジオへの出演もしている。
    http://www.fpmeister.com
 
 
 
 

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