09 月<< 2017年10 月  12345678910111213141516171819202122232425262728293031  >>11 月
 

新ローン控除、少しだけ評価できる?

もうすぐ国会を通過して税制改正が確定する感じでしょうか。
今回の税制改正で、住宅ローン控除は10年で最大500万円(200年住宅なら最大600万円)の控除が受けられるようになります。

ただ、従来どおり税額控除の制度なので、たくさんの税金を払っていないと、いくらたくさんのローンを組んでも、そんなには戻ってきません。

控除率が1%(200年住宅は1.2%)ということは、ローン金利が3%だとするなら、圧倒的に利息の負担のほうが重いわけですから、期待し過ぎは禁物です。

とはいえ、今回の改正で少しだけ評価できるのは、控除しきれない分を住民税からも控除できるようにしたことです。住民税からは最高でも9.75万円までの控除なので、そんなに大きくはありませんが、それなりに恩恵が受けられる人もいるでしょう。

たとえば、課税所得200万円(=4人家族で世帯年収600万円程度)だと、所得税の負担額が10.25万円で、住民税の負担額は20万円程度です。

このような世帯が、いくら住宅ローンを2,000万円組んだとしても、昨年までの制度では、ローン残高の1%である20万円の控除は受けられず、支払っている所得税額の10.25万円しか控除が受けられませんでした。これが、今回の改正によって、上限9.75万円ではあるものの、翌年6月以降に支払う住民税額が減額されるわけです。

このケースでいえば、ちょうど上限の9.75万円の減額が行われ、所得税の控除額10.25万円と合計すると、住宅ローン2,000万円の1%の控除をフルに利用できることになります。

現在、所得の低い人ほど住民税の負担のほうが重くなっているので、今回の改正は、多少なりとも一般のサラリーマン世帯にとって恩恵が受けられる改正になっているわけです。





住宅ローン
スポンサーサイト

コメント



 編集・削除ができます。
 管理者にだけ表示を許可する
 
 

プロフィール

ヒッシーこと菱田雅生

  • Author:ヒッシーこと菱田雅生
  • 1969年東京生まれ。大学卒業後、証券会社、独立系FP会社を経て独立。ライフアセットコンサルティング株式会社代表取締役。現在は、相談業務や原稿執筆、セミナー講師等に従事。ごくたまにTVやラジオへの出演もしている。
    http://www.fpmeister.com
 
 
 
 

月別アーカイブ

 
 

ブロとも申請フォーム