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死亡保険金の年金受取りへの二重課税問題

先日、最高裁の判決が出た件です。おそらく、業界内では大騒ぎなのではないでしょうか(あっ、業界だけじゃなく、国税も大騒ぎかな?)。

そもそも、死亡保険金は保険金を受け取った人のお金なので、亡くなった方の名義の財産に「みなし相続財産」として加えて相続税の課税対象にすること自体、いまひとつ納得感が得られないのですが、

死亡保険金を年金形式で分割して受け取る契約の場合、年金として受け取る権利を相続税の課税対象にして、さらに毎年の年金額を雑所得として所得税の課税対象にするという仕組みなのです。ずいぶん昔にこのことを勉強したとき、これにも納得感が得られなかったのを覚えています。

今回の最高裁の判決では、「受取開始1回目の年金額について所得税を課すのはおかしい。二重課税である」ということになりました。

2回目以降の年金額がどうなるか、とか、これまで課税されていた人たちへの還付はどうするか、など、まだまだ具体的に決まっていないことが多いので、今後の国税や業界の対応を待たなければなりませんが、とにかく、ある程度の納得感の得られる方向の判決が出て良かったと思います。

それにしても、訴えた人が偉いですね。

裁判にかかった年数や取り戻せることになった金額の少なさを考えると、「エライ!」のひとことに尽きます。

えてして、かかる時間や手間、取り戻せる金額の少なさなどから、泣き寝入りしてしまうケースが世の中には多いと思います。やっぱり、「おかしいことは、おかしい!」と強く言うべきなんでしょうね。

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プロフィール

ヒッシーこと菱田雅生

  • Author:ヒッシーこと菱田雅生
  • 1969年東京生まれ。大学卒業後、証券会社、独立系FP会社を経て独立。ライフアセットコンサルティング株式会社代表取締役。現在は、相談業務や原稿執筆、セミナー講師等に従事。ごくたまにTVやラジオへの出演もしている。
    http://www.fpmeister.com
 
 
 
 

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